こんにちは。ウェルネスサロン《アドシーア adoucir 》
編集部の伊佐です。
今回は、私たち現代人の習慣病とも言える「肩こり」について掘り下げます。
例えば、どこか切って傷ができたり、骨を折ったと言った
目に見えてわかりやすく負傷した場合、その手当、治療の方法は大体の道筋がわかるもの。
しかし、けがでも病気でもなく、特に診断名がつかないのだけど
その痛み、辛さが日常生活をも不自由にさせる、頑固な肩こりを抱える人は少なくありません。
多くの人が抱えながらも、特効薬のような治療もない。そんな肩こりは果たして治すことができるのでしょうか?
今回はその肩こりが女性に多い理由を徹底解剖!そして辛い肩こりを軽減させる方法について、探っていきたいと思います!
肩こりをする人、しない人
余談ですが、、、
私は以前美容師としてサロンで働いていた経験があります。
美容師の仕事は、一日中ほぼ立っての仕事。さらには前かがみの姿勢も多く、シャンプーをする時の姿勢なんかは
完全に腰痛になるための完璧な姿勢とも言えますw
みんな体の悪いスタッフばかりでした。
そんな私も腰椎椎間板ヘルニアを発症し、肩こりは本当にひどく、仕事終わりにはよくマッサージに通ったものです。
お客様にサービスでマッサージをするのですが、肩こりをしたことがない。というお客さまの肩を揉んだ時
衝撃的に柔らかいことに驚いたことを覚えています。
肩ってこんなにふにゃふにゃの人いるんだ!
さて、ここからが本題です。
肩こりをする人としない人一体何がそんなに違うのでしょうか?
株式会社クロスマーケティングが20代から60代の男女を対象にした調査によると、
肩こりや首のこりの症状がある人は全体では69.3%。
男性で症状のある人は62.5%に対して、女性では76.0%と女性の方が肩こりや首のこりの症状がある人が多い。年代別では、40代がやや高い73.2%。ことがわかりました。
女性が肩こりを発症しやすい理由としては、次のようなことが挙げられます。
1、姿勢:
女性の身体的な特徴として、男性よりも胸部が前方に突き出ていること。これにより、胸部の重さが肩にかかるため、肩にかかる負担、筋肉のバランスを乱すことも肩こりの原因となります。また、男性に比べると首や肩の筋力自体が弱く、その影響で頭を支える首やその土台となる肩にかかる負担が大きいということも原因の一つとなります。
2、モルモンの影響
女性のホルモンの変動も、肩こりに関与している可能性があります。 特に月経周期の中で、女性ホルモンのバランスが変わることで筋肉の緊張や血行不良が起こり、肩こりの原因になり得ます。
3、ストレス
女性は男性に比べて、家庭や職場でのストレスを感じることが多いと言われています。ストレスは筋肉の緊張を警戒し、肩こりの原因となることがあります。
姿勢を正す。このことが肩こりを酷くしないために大切であることは、まぁなんとなくみんなが知っていますよね。
では、正しい姿勢がキープできないのはなぜなのでしょうか?
肩こりと骨盤の関係
肩こりは、猫背の姿勢や首が前に出た姿勢など、主に上半身の姿勢に影響を受けていると思われがちですが、
その姿勢になってしまう原因は、《骨盤の位置》が大きく影響していることがあります。
女性に多い悪姿勢が「反り腰」
「反り腰」とは骨盤がまっすぐに立っておらず、前傾した状態で上半身が反ったようになる姿勢のことを言います。
実は、姿勢が肩こりを誘発していることも考えられるのです。
反り腰の場合、上半身が後ろに倒れ、肩の位置も前向きに誘発される傾向があります。
この結果、胸部や肩甲骨周辺の筋肉が緊張し、姿勢の維持に必要な筋肉が無駄に使われることで肩こりが起こりやすくなります。
また、反り腰の姿勢では、首と肩の位置関係が変化します。
首が前方に突き出ることで、首や首の周りの筋肉に負担がかかり、肩こりの原因となる可能性があるのです。
反り腰の姿勢では、腰部や臀部の筋肉が緊張し、血行不良が起こるということも連動して出てきます。
血液の循環が悪くなると、肩や首の筋肉に栄養や酸素が正しく供給されず、筋肉の緊張やこりの原因となります。
反り腰は肩こりだけでなく、腰痛や姿勢の悪化など他の健康上の問題を考える可能性もあるというわけです。
女性に反り腰が多い訳
なぜ腰が反ってしまうのか?理由は”筋力”にあります。
例えば、女性の体型では、腹筋や背筋の強さや柔軟性が男性と比べて筋力が弱い。
腹筋や背筋の弱さや柔軟性の不足がをカバーし、バランスを取ろうとすることで反り腰になりやすくなるのです。
また、女性には妊娠・出産を経験する方もいますね。
妊娠中や出産妊娠後、女性の体は大きな変化を経験します。 妊娠中は骨盤が広がり、重心を後ろにおくことでバランスを取ろうとします。また、妊娠中ホルモンの影響により、関節や靭帯がゆるむ。これらの課題が組み合わさることで、妊娠中や出産後に反り腰が起こることも多くあるのです。
こうした理由で、
女性は反り腰の姿勢になりやすく、その姿勢自体が肩への負担を大きくするという状況を生んでいる。
これは一つの要因ではありますが、男性にはない、女性ならではの肩こりになりやすい条件であり、
肩こりに悩む人には女性が多いということを証明する要因と言えるでしょう。
肩こりを軽減するために重要なこと
これまでのことをまとめると、
それでは、その肩こり
どのようにして軽減することができるのでしょうか?
ポイントをまとめてみました。
《肩こり軽減のポイント》
1、姿勢
2、筋力
3、ストレス
4、温める
5、枕とマットレス
6、筋膜リリース
まずは、ここまでお伝えしてきたように、正しい姿勢を取れるように、体幹の筋肉を鍛え、姿勢を維持できるようにすること。
そして、姿勢の中には、寝る時の姿勢というのも重要なポイントです。
枕の高さ、硬さ、マットレスの硬さなど、寝ている姿勢でどこかに負担がかかってはいないか?
睡眠に関わるグッズを見直してみるのも良いでしょう。
更に、ストレスは筋肉の緊張を与える原因の一つでもあります。リラックスする時間を持ったり、ストレスを軽減する方法を見つけることも肩こりを軽減する手段として効果的です。
もし、肩こりが辛くなってきたな、、、と感じたら、早めに”温める”ということで対応しましょう。
温湿布やウォームパッドを使って筋肉を温めることで血流を良くし、辛さを軽減できるはずです。
こんなアイテムもおすすめです!
程よく重みを感じながらじわーっと温めてくれることで緊張感を緩めてくれることでしょう^ ^
注意したいのは、
マッサージやストレッチです。
過緊張して固くなった筋肉を、一気にほぐそうと強い力で揉んだり、急激にストレッチを加えると、
痛めてしまう可能性があります。軽度なうちから、筋トレやストレッチなどを施していくのがおすすめです。
重度の肩こりには筋膜リリースがオススメ♪
頑固な肩こりには、急激な強いマッサージはおすすめできません。
そんな時にオススメしたいのが”筋膜リリース”です。
まず、過緊張を緩めるとこが大切です。
硬くなった筋肉は、表面を覆う筋膜がガチゴチに硬くまとい、動かしにくい状態となっています。
その状態で押しても痛いはずです。痛みを伴う施術はストレスホルモンを分泌させるため改善への近道とは言えません。
硬く筋肉の上を覆っている筋膜を緩めることが一番の近道!
肩こりの軽減には、”押す” ではなくて ”吸う” が新常識なのです。皮膚表面を吸引することで癒着をゆっくりとほぐしていくのが
正しい筋膜リリース
全身の施術は、体のこわばりや動かしにくさが緩和し、押されてないのに気持ちがいい!
不思議な新感覚を味わえます♪
もう一度言います。これから肩こりは”吸う”が新常識です!
アドシーアでは、
お身体の可動域をテストした上で、ご自身が自覚するこりや痛みに直接アプローチすることはもちろん、それ以外以外にも辛い症状を引き起こす
原因となるポイントを見極め、根本的な改善のためのプランをご提案します。
体の痛み、不調は辛いものです。
お悩みは一度アドシーアセラピストまでご相談ください。